最近、あれこれ色々頑張ってきた自分へのご褒美に、家族で山の温泉旅館に宿泊してきました。
自宅から高速道路を使っての旅。
久しぶりの家族旅行になりました。
夫婦一緒にお休みを取れることが多くはないので、今がチャンスと思った時でなければこのように出かけることができません。
いつも、近くなってから宿を探して出発するような旅をしてきました。
今回も全く同じ。
運よく空いている旅館を見つけることができました。
始めて訪れたその旅館は、あまり大きなお宿ではありませんでした。
そして、雰囲気の良い若い女性従業員と、礼儀正しいきりっとした男性社員が向かえてくれました。
とても静かで清潔感があり、まさにほっとする癒しの旅館でした。
実は、今回の旅はいつも以上に迷っての予約でした。
理由は、いつも予約する時よりも料金が2割程度高かったからです。
子供ももう大きいので、普通に費用が必要になります。
しかし、本当に最近は仕事だでなく精神的にも肉体的にも頑張ったと思っていましたので、思い切って申し込むことにしたのです。
明日から、毎日納豆ごはんだぞと家族を脅しながら、そこに泊まることにしました。
こんな背景があったので、いつも以上に気合いが入ります。
でも、想像を超えた素晴らしい時間を過ごすことができました。
食事は細部にまでこだわった、芸術的な料理。
お風呂も広くはないのですが、清潔感があって気持ち良いお湯でした。
そして何より、従業員の方々の笑顔が凄く癒してくれました。
礼儀や言葉遣いはもちろん、一生懸命で笑顔が本当に可愛いのです。
またここに来たいねと話しながら、旅館を後にしました。
お肉が嫌いな母が温泉宿で食べたもの
私の母はお肉が嫌いです。
ベジタリアンというわけではないのですが、鶏肉、豚肉、牛肉など、肉料理は一切食べません。
他の家族はみんなお肉が大好きなので、食卓にはお肉を使った料理が出てくることが多いのですが、いつも母だけはお肉以外のものを食べていました。
以前、母と母方の祖母と父方の祖母とで温泉に行ったことがあります。
その時泊まった温泉宿で、びっくりした出来事がありました。
温泉というと、夕食はバイキング形式のところが多いですが、そのホテルの夕食は部屋食でした。
夕食前にホテルの方が部屋に来て、メインの料理を肉料理にするか魚料理にするか聞いてきました。
肉料理は松坂牛のすき焼き、魚料理は伊勢海老のお造りと地魚の料理でした。
当然、母は魚料理を選択すると思っていたのですが、母が選択したのはまさかの肉料理。
驚きつつ「お肉食べれるの!?」と聞いたところ、母は「だって松坂牛だもん」とアッサリ。
この時初めて、母は高級なお肉なら食べられるという事実が発覚しました。
なんだか裏切られたような気分でした。
子供の頃から今までずっと、母はお肉が嫌いだと信じて疑わなかったのですから。
そんな私にはおかまいなしで、おいしそうに松坂牛をほおばる母。
その時初めて母がお肉を食べているところを見たので、なんだか違和感を感じずにはいられませんでした。
それ以来、母がお肉を食べているところを見たことはありません。
高級なお肉を食べる機会って、そうそうないんですよね。
誕生日かなにかの記念日にでも、ものすごく高級なお肉を食べさせてあげようとひそかに計画しています。