私は今の職場に転職をする前、とある物流業を営む会社に勤めていました。
繁忙期には、日付が変わる頃に帰宅するなんてことも珍しくなく、とても大変な仕事でした。
以下、私が経験した物流業の世界についてお話ししたいと思います。
私は物流会社の営業所勤務で、その中でも物流センターに所属していました。
その物流センターでは、4つの会社の商品保管、入・出荷業務を行っていました。
私が担当していたのは、その内の1社、医薬品を取り扱う会社でしたが、自分の仕事が終われば、他社の手伝いもしなければならず、常に忙しかった思い出があります。
医薬品の他にも、私がいた物流センターでは、機械の部品、外資系ベビー用品、農薬などの薬品を管理していました。
部品は小さくて軽い物から大きくて重い物まで豊富に取扱い、ベビー用品は海外への出荷がメインなど、それぞれ全く異なっていました。
そのためそれぞれが独自のシステムを持ち、在庫の管理や入・出荷の伝票作成などを行います。
私の仕事は、そのシステムを使って、日々の商品の動きを確認・報告する仕事でした。
お客さんからいただいたデータを処理し、当日中に商品を発送できるよう現場のサポートをします。
時にはシステムエラーのため、現場の作業を中断させてしまう事があり、毎日が時間との戦いでした。
またある時は、定時が17時半なのに、出荷データが来たのが17時、それでも当日中に商品を出荷しろという無茶な要望をされた時もありました。
その時は他の営業所からも沢山の応援者を要請し、なんとか乗り切ることができました。
物流業は、お客さんの言う事は絶対で、たとえそれが休日であっても、言われたことには従うしかありません。
このような理由から、物流業で働いていく自信が無くなり、私は転職をしました。
今は当日お届けなどといった試みをしているそうですが、物流のおかげで、今後より一層便利な生活になるのではないかと思います。
会社への不満とスキルアップのため
転職前に勤務していた仕事内容から得たスキルを新しい転職先でどのように活かしたいかを明確に伝えることを履歴書と面接時に気をつけました。
私は転職をして本当に良かったと思っています。
前職と現在の職業は異業種ですが、新たな課題や反省点は自分を磨いてくれる材料でもあると考えられます。
また、転職したことで前職よりもチャンスが増えました。会社にもよるとは思いますが、自分を認めてもらえる機会があることはとても仕事の励みになります。現職では定期的に上司との評価面談があるので、昇給昇格は明確に結果で分かるので、とても仕事しやすいです。前職にはあるようで無かったので。
現職では、色々な役職も経験でき人事もしました。そのおかげで人を見る力や伝え方も変化してきたと感じています。
これから転職をしたいと思われることは大賛成です。
しかし、気を付けていただきたいことは会社への不満だけで転職を考えられると新しい会社でも不平や不満を見つけてうまくいかないことがあると思います。
ご自身のそれまでの経験やスキルをどのように活かして自身や会社のために働きたいかを明確にしなければ仕事はこなすものだけになってしまうように思います。
1日の中で大半の時間を占める勤務時間です。仕事内容、福利厚生、勤務地など全てに自分自身が納得しなければご自身がしんどい思いをすることになると思います。
ご自身が楽しくやりがいをもって仕事をすることをしっかりと会社は見てくれていると思いますし、そう言った方に仕事を任せたいと感じると思います。ご自身だけでなく、ご家族も嬉しいことだと思います。
仕事をいかに楽しくやりがいを感じれるかは自分次第です。
しっかりと今までのご自身とこれからのビジョンを照らし合わせて良い転職にしてください。