私の体型を見れば、絶対に花より団子タイプだと思うに違いありません。
人よりもたくさん食べているのではないかと言うイメージは、子供の頃からみんなに与えて来た私の印象。
確かにそれは間違っていないと思います。
しかし、ちょっと間違っているとも言いたいところ。
食べることも好きだけど、美しいものにもちゃんと心惹かれるタイプなのです。
はっきり言うと、私は花より団子ではなく、団子より花タイプなのです。
玄関は、家の顔と言われることもあります。
ですから、必ずきちんと掃除をして置く必要がありますし、香りにこだわってみるのも良いものです。
そして、お花があると文句なし。
私はそんな風に思います。
たとえ安いお花でも良いのです。
たった一輪でも大丈夫。
そこに生きたお花があるだけで、がらりと雰囲気が変わるように思います。
近所に、リーズナブルにお花を買うことができるお店があります。
私はこのお店の常連です。
買ったお花は、新聞紙に包んで渡してくれます。
私が決まって言うセリフは、「この中で一番長持ちするお花はどれですか」です。
そうすると、店員さんはすぐに見つけて勧めてくれます。
たったこれだけの事ですが、今やお花は私の生活に無くてはならないものになっています。
どんなに綺麗でも、生きている花でなければ意味がありません。
花瓶は、空き瓶なんかでも十分。
たまに、ペットボトルを利用することもあります。
これもまた、気取らない雰囲気で素敵です。
そこに、一輪活けるのです。
私自身も、イキイキしてくるような気がします。
お花から、色んなパワーをもらっているのかもしれません。
押し花
子供のころ、誰でも一度は押し花を作ったことがあるのではないでしょうか。
四つ葉のクローバーを見つけた時やきれいに咲いた花を摘んだ時、本に挟んで重しをしたものです。
現存する日本最古の押し花は、300年も前のもので、今でも鮮やかな色を残しているそうです。
押し花にできるのは、花や葉だけではないことはご存知ですか?
「花」ではありませんが、果物や野菜も押し花にすることが出来るのです。
果物のみずみずしさを想像すると、とても押し花に出来るように思えませんが、イチゴでも、トマトでも、サクランボでも可能です。
イチゴであれば、縦半分に切り外側を2~3mmほど残して中身をくり抜きます。
ティッシュなどで水分を拭きとり、重しをして、乾燥したら出来上がりです。
出来上がった押し花をコレクションするだけでなく、画材として用いる「押し花画」を楽しんでいる人も多いようです。
野に咲く花も良いですが、花屋の店頭に並んでいる花を見るのも、なかなかきれいなものです。
よくもこんなに花があるものだと感心しますよね。
人工的に作られた花もあるでしょうが、通年で需要のある花を切らすわけにはいかないでしょう。
最近の花屋は、生花の販売だけでなく、フラワーアート教室を併設するなどの多角化しています。
花のプロが指導するのですから、人気が出ないはずはありません。
これがまた口コミで広がりを見せて、ますます商売繁盛という図式です。
フラワーコーディネーターという肩書きで全国を飛び回る人もいますし、店舗数を増やしてビジネスエリアを拡大する経営者もいます。
こうして雇用も増えるのならば、失業対策にも貢献することになりますね。