先日、新聞を読んでいたら懐かしい顔を発見しました。
それは、地元のローカル新聞。
子供の頃から身近にあった、親近感のある新聞でした。
この新聞を家族で読んでから、出勤しています。
何気なく開いた朝刊に、高校生の頃にお世話になった先生の写真があったのです。
卒業してからかなり経っていますから、先生も高齢になっているはずなのに全く変わっていないお姿。
すぐにあの先生だと分かりました。
先生は、自分のスキルを世の中の人の為に役立てようとしていらっしゃいました。
その行動にスポットライトが当たり、新聞に取り上げられたようです。
思い出すのは、先生の大きな声とナチュラルな笑い。
背中をポンと叩かれて、ゆっくりした話し方でまじめにやれよと注意されたことも覚えています。
先生のお人柄が出るような、そんな今では珍しい温かい授業でした。
同じ電車での通学通勤でしたので、毎日一緒に学校に通っていました。
駅で、毎朝牛乳を飲んでいた姿も思い出されます。
きっとあの習慣が、先生の元気の秘訣だったのでしょう。
先生はとっくに退職されて今は教壇には立っていませんし、私もだいぶ前に学校は卒業していますから生徒ではありません。
それでも私の中でとても大切な存在であり、感謝している先生の一人でもあります。
世の中の為に貢献しようとされている姿は、やはり先生らしいと思います。
いつまでもずっと元気でいて欲しい。
そして、たくさんの人を笑わせたり勉強を教えてあげて欲しいと思っています。
なんてステキな生き方。
なんて粋な人生なんでしょう。
私も見習いたいと思いました。
朝礼での「所感」
今の会社に入社したばかりの頃、上司に「所感をまとめておけ」と言われ、なんのことだかさっぱり分からなかったのを思い出しました。
恥ずかしながら、「所感」という言葉を、そのときの私は知らなかったのです。
所感とは、「感想」のことですが、朝礼がある会社では、そこで社員が所感を述べることになっている、といったことも多いのではないでしょうか。
朝礼は、その日一日の仕事の始まりとして、社員の間で情報共有をする大変良い場だと私は思っています。
一般的な所感といえば、前日やここ最近のニュースを取り上げ、それに対して自分の会社や立場を関連付ける、といった方法でしょうか。
私は、自分が当番になる前には人一倍ラジオや新聞でネタになりそうな話をひたすらチェックしています。
所感を述べる機会が全くないのとあるのでは、確かに自分へのプレッシャーは大きくはなりますが、あるほうが、自分が成長していけると思います。
こういう機会がない限り、進んで情報収集をしたり、勉強をしたり、アンテナを張ったり、ということは、なかなか出来ないですから。
周りの社員の所感を聞くことも、大変良い刺激になりますね。
苦痛に感じるのではなく、日々楽しんでネタを集めることが出来るようになりたいものです。
パナソニックの朝会でも、所感が行われているそうです。
社員が人前で話す訓練のためと、多様な意見や物の見方を分かち合うため、かの有名な創業者の松下幸之助が発案したんだとか。
日々をぼーっと過ごすよりも、常にアンテナを広げて生活をしていきたいものです。