口が達者な子供たち

最近、大人びた言い方をする子供たちに出会う。
まさに、親の真似をしていることがバレバレなので、つい笑ってしまう。
子供たちは、それが、受けたと思うのか、その言い方をやめようとはしない。

まるで、自分たちの井戸端会議をみているかのようなままごとを展開している幼稚園児たちに驚くことある。
「今日、お父さん、家でご飯食べるんだよね、ちょっとめんどうじゃない」などと、後ろを少し上げながらしゃべったり、「あのお店の店員て、ちょっとかっこいいわよね」などといったりすす。
この子たちの会話を聞いていると、その家庭の様子が丸見えのようで、怖い。
気を付けないといけないと、我に返ることもしばしばだ。
そんな子供たちも、知らず知らずに言葉を覚えていく。
知らない言葉はまず使ってみて、ふと、どういう意味かを聞いてきたりする。
そんな時な、知らないで使ってたのかと笑いをこらえながら、彼女たちに新しい知識を与えてあげるのだ。
口が達者な子供たちは、本当にそれがわかって話しているのかはわからないが、使い方を理解していることはわかる。
意味を正確に言えなくとも、なんとなくこういう意味なのだろうと思ってしゃべっているのだろう。
そう考えると、またおかしくなってくる。
子供たちの成長を見ているのは、本当に面白い。
真似事をしていたのが、いつの間には、本当にできたりするわけだから、やるたびに彼らはトレーニングをしていることになる。
できたら、もう少し子供っぽい時期が長く続けばいいと思うのは親だけかもしれない。

社会の授業が大嫌いだった

私は社会の授業が大嫌いだった。
こんなこと言ってはいけないと思うけど将来の為になるのかと疑問だった。
けれど社会の先生は面白いから大好きだった。
その先生はサボることも大切と上手なサボり方を教えてくれたり、たまに内緒でお菓子をくれた。

先生のお陰で少しだけ社会が好きになった。
先生は卒業してもご飯を食べに行ったり、私の結婚式に来てくれたりした。
私の大好きな先生。
今でも連絡を取り合ってはいつものメンバーで飲んだりして楽しい時間を過ごしている。

今になって思う。
社会を学ぶ機会があったから、先生と出会えた。
社会は必要な授業だ。

そんな私が今は子育て。

子育ては子供を育てること。
私は子供を育てているけど、子供に育てられてる。
毎日日々成長する子供。
誰に教わったのか私にいろいろ教えてくれる。

私に似て口が達者だから面白い。
たまにイラっとするけどツボにはまってしまう時が多い。
子供は素直で本当に可愛い。
私は昔から子供が大好きで、早く自分の子供が欲しいなと思っていた。

いざ子供が生まれたら可愛くて仕方がない。
いわゆる完全に親ばかである。
これからも私は子供に学ばせてもらい成長していく。
こんな親だけどこれからもよろしくね。