新米主婦なので恥ずかしながら料理も新米です。
うちの父は今は引退しましたが10年程焼き鳥と一品料理のお店を営んでおり一応は料理人。
今でもお米は3時間ほど前に念入りに研ぐようなこだわりの人物です。
今の時代、だしの素に始まり、麻婆豆腐の素や鍋の素などいろんな調味料があるし、しょうがやにんにくなどの薬味もチューブで売ってるし、レトルトも以前に比べてかなり種類があったりと本格的な料理の知識がなくても困らなくなってきましたが、せっかく身近に料理人がいるのだからと結婚を機に実家に帰省する際は基礎から教わっています。
父親に一番最初に教わった料理はぶりと焼き豆腐の煮物です。
まずぶりは臭みを取るため熱湯に入れて白くなるまで漬けます。
その後カツオで出汁を取ったものに調味料を加えて煮立たせ一口大に切った焼き豆腐とぶりを入れます。
沸騰したら落し蓋をして中火で10分煮立て、その後薄切りしたしょうがを入れて更に2?3分煮たら完成です。
普段は手抜きしてカツオ出汁を取ることも落し蓋をして後からしょうがをいれることもしないのですが、教えられた手順で作るとひと手間のせいか丁寧に作ったせいかいつもより美味しさが増す気がします。
この他にも昆布出汁を取るときは、水から煮立てて沸騰する直前に取り出すとか、ゆで卵を作る時は包丁の枝で少しだけ割れ目をつけておくと殻をむく時簡単にむけるとか、基礎というか工夫というかいろいろ料理本だけでは分からないことを教えてもらえてありがたいです。
時間のない時はささっと便利な調味料に頼るのもひとつの方法ですが、今のうちに父親から料理のコツを教わって時間に余裕のある時は、丁寧に心を込めて家族の為に作りたいなと思います。