いつか優しい人が住む沖縄に一緒に行こう

もう誰にも会わずに、ひっそりと暮らしたい。
無人島でも良いから、静かに心穏やかに暮らしたい。
そんな弱々しい戯言を吐いたのは昨年のこと。
本当に心底人付き合いの難しさを知った時だった。

こんなに理解できず傷つくばかりなら、いっそ誰もいない無人島でその日暮らしをしても良いと思ったのだ。
とにかく昨年はたくさん泣いた。
とりあえずいつも笑った顔をキープしている私に、そんな影があるとはだれも知るまい。
せっかくなら南の島が良いと思った。
沖縄の人は優しい人が多いと聞く。
だから、沖縄に憧れたのかもしれない。
私が勝手にイメージする沖縄の人は皆笑顔。
音楽と踊りを愛する楽しい人達だ。
そんな勝手に作り上げたイメージを胸に、是非その中の一員になりたいと思った。
あれから一年が過ぎ、私にも春がやってきた。
良い出会いやご縁がたくさんできた。
その一つ一つが、神様か何かからのプレゼントのようだ。
心の中のわだかまりも、不思議なほど溶けて無くなっている。
例えるなら、まるで甘くて濃厚なミルクキャラメルのよう。
くどいくらいの甘さと、ちょっと油断すると歯にくっついて歯が抜ける危うさを兼ね揃えている。
実際私は、昔キャラメルが原因で歯を一本失くしている。
少しビクビクしながらも、じっくり味わいたいようなそんな味だ。
今はもう、無人島には行きたいとは思わない。
一人で暮らしたいとも思っていない。
これからは分かり合える人と、その縁を大切に真剣に紡いで行きたい。
今はただそう思う。
そして、沖縄には愛する人と一緒に行こう。
愛する人と一緒に、色んな景色を目に焼き付けるのだ。