子供たちの興味を伸ばそう

子供たちの興味がいったい何なのかを考えるのは、骨の折れることである。
昨日まで興味を持っていたことを今日は、すっかり忘れていたりする。
だから、今興味のあることを伸ばしたいと思ってのなかなかリアルタイムにならない。

ピアノが特技だという子がいる。
絶対音感を持っていて、びっくりするほどうまいだけでなく、本人も楽しいようだ。
ピアノがあると、弾いてよといえばすぐ弾いてくれる。
それもその場に合った曲をちゃんと選んで弾いてくれる。
自分が弾くことだけで満足していれば、そんなことはないと思う。
みんなで楽しみたいという気持ちが働いているところが、特技の域に達しているだと思うのである。
かけっこが好きなこもいるし、縄跳びが得意な子もいる。
みんながそれぞれに年齢に合ったものを好きなわけではないし、できるとも限らない。
しかし、本人たちは、特技にしたいと思い、それなりに努力している。
まったく歯が立たないとわかると、一緒に初めてもすぐにやめてしまう。
自分の特技の中に入れないときめてしまったからである。
この発想は面白いと思う。
あの子ができて、自分がでいないことをいやだとは思わず、彼はできるからすごいと単に思うのである。
やっかむわけもなく、、うらやましがるわけでもない。
子供たちの純粋な気持ちを見ていると私はすごいと思ってしまう。
私なら、ひねくれてしまうだろうなと思うからである。

成功するためのスキル

私の周りには、経営者やビジネスの成功者が多くいます。
その人たちの話を身近で詳しく聞ける機会はとても貴重でありがたいといつも思っています。
よく、成功するためには、メンターを持つこととか、成功者の真似をすること、と聞きます。

お手本にする相手は、1人でなくてもかまわないのでしょう。
むしろ、それぞれ得意・不得意な分野がありますから、様々な分野で真似したい人を見つけるといいのではないでしょうか。
成功者の人たちも、とても辛く苦しいどん底を経験している人がほとんどです。
今では業界の第一人者になった私の友人は、日本にまだその業界がなかったため、ビジネスを始めたばかりの頃はとても大変だったそうです。
その友人曰く、成功するために必要なものは、生まれ持った才能ではなく、成功するためのスキルをどんどん磨いていくことなんだとか。
スキルを集めている人が、世の中で成功しているのだと言うのです。
お医者さんは、医者になるスキルを磨いたから、医者として生活を送れているわけですね。
スポーツ選手も、才能だけに頼っている人はほとんどおらず、練習によってスキルを磨いているわけです。
ただし、何かを暗記しただけでは、自分のものにはなりません。
学生時代に必死に覚えた数式や英単語も、大人になって一切使わなくなってしまったら、すっかり忘れてしまうものです。
前述の友人も、大切なのはインプットではなくアウトプットだと教えてくれました。
どんなに勉強をして頭でっかちになっても、行動に移さなければ自分のスキルとしては習得できないのだそうです。