小学生の頃、仲の良い友達同士やグループで交換日記をするのが流行っていました。
グループだとなかなか回って来ないし、ずっと持っている子が必ず現れて長続きせず、いつしかやめてしまうことが多いのですが、その点2、3人ですると誰が持ってるかはっきりしてるし、読む相手も限られてるから書く内容が書きやすかったりします。
小学校6年生の時、引越しした先で仲良くなったTちゃんと交換日記を始めたのですが、最初はお互い日常あった出来事を書いていたものの、いつも一緒にいるので書く内容も一緒だし、だんだん話題もなくなって来たのでいつしか自分でキャラクターを設定した妄想日記になって行きました。
私が書いてたのはアイドルだったらどんなテレビに出てどんな衣装で歌うか、男性アイドルの誰と仲良くなりたいか等。
書き出すと楽しくなって来て衣装の絵や歌のタイトルなんかも書いてかなり具体的でした。
Tちゃんは漫画家になって月刊○○にこんな漫画を連載すると行って、漫画のストーリーを書いたり漫画家の○○先生と友達になりたいとこれまた具体的。
ある時Tちゃんが学校をお休みしたので宿題を届けるついでにTちゃんのお母さんにその交換日記を預けたところ、中身を読まれてしまいあとで「Mちゃん(私のこと)はアイドルになりたいんだってね」ってお母さん言ってたよとTちゃんに聞き、大赤面。
まさか自分の子供の日記ならまでしも交換日記を読むとは・・・幼いながらにプライバシーの侵害を感じた私でした。
それ以来、Tちゃんのお母さんに会うのは「あの子、あんな顔とスタイルでアイドルになりたいと思ってるんだわ」と思われてると思うとかなり被害妄想気味ですが恥しく家に遊びに行く回数はめっきり減りました。
あの交換日記、どこかへ行ってしまったけど今読むとほほえましい反面、大爆笑だろうな。
小学校の時の卒業文集でサッカーで世界に行くと書いて実現させたあのサッカー選手とはえらい違いです。