私が学生の頃、結婚にとても期待している友達がいた。
学校を卒業したらすぐに結婚して子供を産みたい。
自分の子供はきっと可愛いに違いないとアツク語る友人は、その後本当に若いうちに結婚した。
それから間もなく可愛い男の子も生まれ、自分が思い描いていた生活が始まった。
私自身、友人の結婚式に出席したのがこれで2回目だったこともあり、いろんな意味で刺激を受けた。
でも、私はそれほど結婚に期待はなく、どうしてそんなに結婚したいと言うのかその気持ちが理解できなかった。
学生の頃は、クラスの中で一番先に結婚するであろうランキングに私は入っていた。
しかも第一位。
私の一体何を見て判断したのか分からなかったのだが、本当に人のイメージとは勝手なものだなと思ったものだ。
結局私が結婚したのは決して早くはない。
でも、意外なほど男女ともに独身者が多いので、やはり早い結婚と言えば当たっているのかもしれない。
ただ、今でも自分が結婚したことが不思議に思う。
しかもかなり幸せである。
家族はいつも笑っている。
そして互いに思いやっているし、私もいつも助けられていると実感している。
もしずっと独身であったら、きっと今感じているような濃厚でそれでいて爽やかな寛ぎは得られなかったに違いない。
私が結婚式に出席した友人は、その後すぐに子供を連れて離婚した。
そしてまた素晴らしい出会いに恵まれ、現在幸せな生活を送っている。
旦那様も優しくて面白い癒しの人である。
みんな自分の想像した道を歩んでいるわけではないだろう。
でも、貪欲に幸せを求めて生きることが、何だか今凄く大切であるような気がしている。
諦めないで、どんどん行動するべきだ。