非常にポジティブ思考の方に会うと、私はとても尊敬します。
どんなことがあっても、それを未来への成功につなげようと考えるところがステキに思えるのです。
失敗や過ちも、それがあったからこそ今があるのだと思えるような生き方。
こんな風に生きられたら、どんなに毎日が明るくなるか分かりません。
いつも元気で、強いパワーが感じられるのです。
私もそんな風になりたいと思っていたこともありました。
しかし、今はちょっと考え方が変わってきています。
もちろんポジティブ思考は素晴らしくて、良い生き方だと思うのですが、時にはそれが苦しく感じられる時もあるような気がしているのです。
どうしても目前向きになれない時、私が本当に求めた人はポジティブ思考の方ではありませんでした。
未来の成功や満足よりも、今の想いを受け止めてそして許してくれる人だったのです。
ポジティブでなくてもいいよ、汚い言葉をたくさん吐いてもいいんだよ。
そんな風に、ダメな私を許してくれる人でした。
こういう方をネガティブ思考と呼ぶのか、それとも別な呼び方があるのか私には分かりませんが、ただ一つ分かったことは、その時私を助けてくれた人はそういう方でした。
本当に不思議なものです。
もしこの世の中、ポジティブ思考の方だけになってしまったら、もしかしたら生きにくくなってしまうかもしれません。
ネガティブ思考の方だけであっても、やはり同じでしょう。
色んな人がいて色んな考え方があって、どうやら上手く行っているようです。
実は、このように色んな人がいるからこそ、バランスがとれているのかもしれませんね。
セルフマネジメントの効果
時々自己啓発本を読んで、セルフマネジメントのやり方を思い出すようにしている。
以前読んだ本によると、脳は思考の通りに働くから、やはりポジティブシンキングが大切らしい。
思考の通りに働くということは、例えばかけっこで早く走れないのではないかと思うと本当に走れなくなるし、逆に1等賞になった自分を想像できれば本当に1等になれるということだ。
もちろん、楽に大金を手に入れたいとか、人気俳優と結婚したいとか、願うだけでは到底無理なこともあると思う。
しかし、大金を手に入れるために何かを発明したり、人気俳優と結婚するために自分磨きをしてチャンスをつかんだりすることはできる。
つまり、願いを叶えるために行動を起こせば、可能性は無限にあるということだ。
スポーツ選手が試合の前に成功をイメージするというのも、セルフマネジメントしているのである。
わたしにも理想があり、なりたい自分がある。
元来心配性なわたしは、そうはなれないのではないかというネガティブな思考に引っ張られてなかなか成功しないが、それでも願い続けたがゆえに叶ったことがたくさんある。
こうしたい、こうありたいと思うと、自ずとそれを叶えるためにはどうしたら良いのか考える。
それが分かれば、あとは行動するのみだ。
そういう意味でも、夢や理想を持つことはとても大事なことだ。
それは、人が行動を起こすことの原点となる。
そうして成功や時には挫折を繰り返しながら、人は成長していける。