日記帳の選び方

長年日記を書き続けている者として、お勧めの日記帳の選び方を書いてみようと思います。
まず、これは私の日記を書くスタイルなのですが「何か書きたいようなことがあった時だけ書く」スタイルの人は、あまり厚めでない日記帳がよいと思います。

どれほどその時に気に入って買った日記帳も、長く使っていれば飽きて、別の日記帳が欲しくなります。
そして、書きたい時に書くスタイルの場合、日記帳のページはなかなか減りません。
あまり分厚くて立派な日記帳を選んでしまうと、もうその日記帳に飽きたのになかなかページがなくならなくて、だんだんとその日記帳を開くことすら面倒くさくなってきます。
そのため、薄めの、最高でも200ページ前後の日記帳を選ぶことをお勧めします。
次に「日記を書くのは初めてだけれど、毎日きちんと書ききってみせる!」という意気込みを持って書き始める人には、ぴったり365(366)ページの日記帳がお勧めです。
そして最初に一か月分くらい、日付の部分だけ埋めてしまうといいと思います。
そうすることで「あきページが出来ないように毎日しっかり書くぞ」と思い、しっかり続けられるようになります。
最後に、長年日記を書き続けてきた人です。
書きたい時だけ書くスタイルでも、毎日しっかり書くスタイルでも同じなのですが「三年日記」というものをお勧めします。
これは1ページが3段に分かれていて、1年目は一番上の段に、2年目は真ん中の段に、3年目は一番下の段に日記を書いていく、というものです。
つまり、2年目以降は「去年(一昨年)の今頃はこんなことをしていたのか」ということが一目瞭然なのです。
長年日記を書き続けていると、何日か日付があいたところであまり気にならなくなります。
寧ろその空白期間に何があったんだっけ、と思いを馳せて楽しむ、ということも出来るようになります。
どんなスタイルであれ、どんな日記帳を選ぶであれ、三日坊主では日記を書く魅力を理解することは出来ないと思います。
長年続けて、気が向いた時に過去の自分を振り返って楽しくなれる、そんな日記を私自身、これからも書き続けていきたいです。